こんにちは。うつ病歴15年目になり20年ぶりの出産と育児、ついでに大嫌いな家事に追われながらうつ病の治療もしている@アウトロー主婦 恋です。
15年もうつ病と付き合っていますが、私の場合はパニック症も一緒に治療しているので普通のうつ病状態より少し症状が違うかもしれません。
今日は15年ものうつ病の症状がどの様に変化していったのか、また、主婦になり出産育児をしていく上で私が感じたことやうつ状態の変化、うつ病の治療の体験談をお話ししたいと思います。
16歳で妊娠、出産、離婚、育児をしていましたが子供の養育親権を奪われてからの25歳からはずっと一人で生活してきました。
詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

私の症状を15年振り返ったうつ病の体験談をお話しします!
うつ病を始めて発症した25才の頃の症状
子供の養育親権を奪われて一人になった私は、その頃から
不眠、無気力、涙が出る、動悸がする、不安症状。これまで健康的だった私が突然この様な症状に悩まされることになりました。
うつ症状① 不眠。とにかく眠れない
とにかく、眠れない。眠れないのに頭の中は色々な事を考えてしまい不安になって余計眠れない。
うつ病の症状がで始めた頃はまさか自分がうつ病だなんて、1ミリ足りとも考えて居なかったのでメンタルクリニックに初めて足を踏み入れるまでは実に半年ほどの時間がかかりました。
初めてメンタルクリニックで睡眠導入剤の薬を処方されるまで、かなり苦しい不眠の状態が続きました。
疲れる様に日中は昼寝などせずに起きて動き回る様にしていましたが、次第にその気力さえもなくなり家に引きこもる様に。
すると、余計に夜が眠れなくなっていきましたね。
睡眠不足が続くと次第に、日中イライラしてお腹も大して空かないし考え方もかなりマイナス思考。ネガティブになっていきました。
うつ症状② とにかく無気力。何もしたくない
子供が居た頃は昼は仕事をして夜は21時に就寝していたのですが、一人になってうつ病を発症してからは、一日中家に引きこもる事が多くなりました。
とにかく無気力で、ひどい時は布団から全く起き上がることができず
とにかく何も「出来なくなる」状態が続きましたね・・。
ご飯も作るのも面倒くさいし、もちろん外出する気力もないから
ずっと食べない日が続いたことも少なくありませんでした。
うつ症状③ 何もしてなくても涙が出る。そして止まらない・・
子供を奪われたショックで涙が止まらなかったのか、うつ症状で涙が止まらなかったのか分かりませんでしたが、とにかくずっと泣いていた様な気がします。
一人で暮らし始めた1Rの小さなアパートでずっと泣いている。今思い出しても辛かった時期ですが、子供を失ったショックからうつ病を発症したのは間違いなかったので
とにかく早く病院に行けばよかったのですが、一気に悪化したうつ病に「病院に行こう」なんて考える前向きな気持ちも全くなく・・。
とにかく、ご飯も食べられず布団の中で眠っているか泣いている。生きた屍状態でした。
そして何も考えずボーっとしていても「ポロっ」と涙が出てくる。なんてことも多かったですね。
精神状態が一番良くなかった頃は間違いなくこのうつ病を発症したこの頃でした。
うつ症状➃ 不安症状。妄想に近い不安感に疲労困憊に
冒頭でお話しした通り、私の場合は「うつ病」と同時に「パニック症」も発症していたためか、とにかく不安でした。
妄想に近い不安症状とは、私の場合は、まだ起きていない事を考えては不安になり居ても立っても居られな苦なる状態でした。
自分の将来や先々が不安でたまらなく、苦しくなり不安になる事しか考えられない状態でした。
だけど誰かに相談するとか、この誰かに関わる事も嫌で面倒臭くて仕方ない状態だったので、ずっと一人で
どないやねん!
そんな、どうしようもない状態でした。
パニックも一緒に発症していたため、それも手伝ってか考えて→不安になる→生き苦しくなる→余計不安になる。
悪循環を繰り返していました。
過換気症候群によって引き起こされる症状には以下のようなものがある。
息苦しさ
呼吸が速くなる(呼吸を深くすると胸部に圧迫を感じる)
胸部の圧迫感や痛み
動悸
目眩
手足や唇の痺れ
頭がボーとする
死の恐怖を感じる、パニックになる
(まれに)失神
直接的にこの症状が起因して死ぬ事はない。しかし心臓発作などを誘発し死に至るケースもある。 他の病気で発熱し、息が荒くなっただけで発症するケースもある。引用: ウィキペディア
うつ病を発症してようやく半年後に初めての病院へ
家に引きこもって半年くらい経った頃、自分の症状が「子供を失ったことからのショック」からだけではない事に気が付き始め、布団の中で携帯を握りしめながら
「無気力」「不安」「辛い」「涙が止まらない」などの単語を検索する様になり
そう気が付き始めました。
遅いですね。本当に苦しかったです。
せめて人と関わるのが面倒だったとしても、誰か相談できる人が近くにいればよかったのかもしれませんが
当時の私は子供との思い出の残る地元に住み続けることが辛くて、地元を出て誰も知り合いの居ない大阪に引っ越したので知人は側に居ませんでした。
もし、今うつ病の様な症状で苦しんでいる人がいたら声を大にして言いたい。
人に相談するのが嫌だとか関わるのが面倒くさいとか言ってる場合じゃない事に
この記事を読んで気が付いてー!
うつ病だと気が付いていなかったのでまずは内科へ行った。
どうやら私は病気かもしれないけれど、なんの病気かわからない。
これって初めてうつ病の症状で病院を受診するときに、結構な人たちが抱える疑問じゃないかな?と思います。
私もその1人でした。
私は自分がうつ病じゃないか?なんて考えてもなかったので、とりあえず内科を受診する事にしました。
うつ病の症状は内科でも診察はしてもらえます。ただ治療となると専門科に紹介状を書いてもらう事になります。(メンタルクリニック、心療内科、精神科など)
私の場合はうつの症状が他の内科的な別の病気の疑いがないか一通り検査してもらい薬物療法+心理療法を行ってくれる心療内科を紹介してもらいました。
うつ病の治療①抗うつ剤と睡眠導入剤による治療
とにかく今一番しんどいことはなんですか?と心療内科の医師に聞かれ
そう言うと、抗不安薬と睡眠導入剤が処方されました。
まずは眠れるようになる事が大切で、眠れないと無気力状態も悪化すると医師に説明を受けました。
そして不安な状態を緩和する抗不安薬、これは睡眠導入剤のように飲んですぐに効果が出るものでは無く飲み続けて様子を見ながら治療していきましょうとのことでした。
薬にも合う合わないがあるので、通院しながら様子を見て薬を変えていき、合う薬が見つかったら継続していく。そう説明を受けました。
うつ病の治療②心療療法、精神療法ってどんなもの?
これは何も難しいことをするわけでは無くて、私の場合話をしたり聞いたりしてもらう方法でした。
私は今までの生い立ちから、今日に至ったまでの経緯を泣きながら全て話しました。時間にして初診で30分近くじっくり話を聞いてもらえました。
今まで、誰にもここまで詳しく自分のことを話した事がなかった私は、コップから水が溢れ出るかのように、そして半年間誰とも話さずに引きこもっていた時間を取り戻すかのように医師にたくさんの話をしていました。
何も難しい治療はしていないにも関わらず、話終わった後はなぜか心がとても軽くなったのを覚えています。
メンタルクリニックや心療内科の場合、人気がある病院だと初診の場合は特に時間を要するので時間に余裕を持って行った方がいいですよ。
人気のある心療内科やメンタルクリニックの病院だと、まず予約を取るのも大変です。
今すぐ病院で診てもらいたい!と思ってもすぐには予約が取れなかったりしますので心が苦しい場合は早めの電話予約をオススメします。
そう言われだけなのに私の心は少しだけ明るく前向きになったような気がしました。
うつ病で36歳、20年ぶりの妊娠をした時の症状
うつ病の治療をして心療内科に通い、抗不安薬を飲み治療していくことで
やっと普通の生活が送れるようになっていきましたが、やっぱり上がり下がりの波があり薬を飲み忘れると、眠れなくなるのはもちろん
不安症状もすぐに出てくると言う状態はあまり変わりませんでした。
そしてうつ病と付き合い始めて、約10年後に今の主人と出会い結婚。すぐに妊娠。
正直、抗不安剤や睡眠導入剤を飲んでいる状態での妊娠に不安しかありませんでした。
うつ病の薬を服用しながら妊娠を継続
うつ病の治療をしている女性が妊娠した場合、特に妊娠初期の場合は抗不安薬や睡眠薬の服用は一切止めましょう。と言われます。
私も減薬では無く、一切の薬をいきなり止めてしまいました。
お腹の赤ちゃんが心配だったからです。妊娠中は健康な女性でも薬の服用には医師も最新の注意を払いますよね。
妊娠をした本人もお腹の赤ちゃんの事を一番に考えるのが普通です。
しかし、私の場合は薬をやめた時の離脱症状がひどかった為、産婦人科の医師と心療内科の医師の判断で、元の薬を服用しながらの妊娠継続となりました。
離脱症状とは?
長期にわたって、服用してきた薬を突然やめることによって体に起こる症状の悪化。
解離性障害、抑うつ、不眠症、動悸、動揺、混乱、胃腸障害、持続的な耳鳴り、不随意筋けいれん、知覚障害、やまれに発作が生じる事。
妊娠中のうつ病の症状
妊娠中はマタニティーブルーと言って、普通の健康的な妊婦さんでも心が不安定になりがちです。
私の場合は、確かに不安定になりましたが結婚相手だった今の旦那のメンタル的なサポートがとても大きく少しくらいの不安は翌日には落ち着いている事も多かったです。
ただ、少しでも睡眠薬を減らしたくて(赤ちゃんが心配だった)勝手に減薬をしたりしていましたが途端に心の具合が悪くなる為に医師に言われた通りに薬は服用するようにしていました。
そのことに対しての「不安」はずっと心にありましたが医師から常に言われていたことは
これはずっと医師に言われ続けていました。
出産時のうつ病の症状
出産が近づきお腹も大きくなっていく上で、妊娠後期はうつの症状は少しだけ悪くなりましたね。
単に出産が不安だったのもありますが、またあの無気力な状態がたまに出るようになっていましたが抗不安薬を増やすとか、頓服を飲んで誤魔化す、みたいなことまでしなくていい程度でした。
布団から出れなくても、ネットをしたりゲームをしたりする意欲はあったので自分自身が
長い年月、うつ病と付き合ってきて
大体の自分の心の状態がわかるようになっていました。
妊娠中の抗不安薬の服用だけが気がかりで仕方なかったのですが、赤ちゃんと私の為に医師の言う通りにしよう。と心は安定してる日の方が多かったです。
陣痛が来て出産する時も、パニックの症状(過呼吸や貧血)のもならずに普通の健康的な妊婦さんと変わらずに出産しました。
出産予定日の2週間前に3180gの元気な男の子を出産しました。
赤ちゃんは保育器に入ることなく、健康的に生まれてくれて一緒に退院する事もできました。
主婦になり20年ぶりの育児をする中でのうつ病の症状
私のは両親がおらず、旦那の実家も(私は今福岡に住んでいます)大阪で里帰りする事もなく、誰も知人のいない状態で出産しましたが
自宅に帰ってからは、20年ぶりの育児に必死で正直うつ病の症状にも気がつかずに生活していたような気がします。
抗不安薬と睡眠導入剤の服用は続いていました。
母乳でしたので、そこは心療内科の医師と出産した大学病院の先生と慎重に話し合いをして服薬する薬をしっかり選んでの母乳育児でした。
これについては他の記事でまたお話ししたいと思います。
赤ちゃんと二人っきりの生活で心身ともに参ってしまってうつ病を発症する女性も多いと聞いていましたが私の場合は薬を服用し続けて来たので育児ノイローゼやうつ病が悪化するようなことはありませんでした。
そして出産してすぐの育児中は旦那も自宅にずっといて育児を手伝ってくれたり一切の料理を作る事を引き受けたりしてくれたので
私の20年ぶりの慣れない育児に対しての負担はほとんどなかったことがうつ病の悪化を防いでくれたのかもしれません。
子供が1歳になる頃からうつ病が悪化
しかし、子供が歩き始めてた頃の1歳を過ぎたあたりから、次第にまた朝起きた時に
「布団から出たくない。何もしたくない。家事も育児ももうできる気がしない」
そんな気持ちになる日が増えていきました。
特にうつ病が悪化するのがど、寒い冬の朝。とにかく寒かったり曇り、雨の日はすごく体調が悪くなっていきましたね・・。
育児に対しても、後ろ向きで旦那に
そう泣きついた事もありました。
何もしたくなくなるので、子供を公園につれて行くのも連日旦那に頼ってばかりの日々も多かったです。
現在もうつ病治療中で家事と育児に追われる日々
現在は二人目も生まれ生後8ヶ月の男の子と遅めの赤ちゃん返りで大変な、もうすぐ4歳の男の子を育児している2児のママになりましたがうつ病とパニックと付き合いながらの育児をしています。
うつ病(精神疾患理由)で子供たちは日中、保育園に通ってます
現在は私の心療内科の医師と保健所の方の進めで、子供たちは2人とも保育園に通っています。
家事ができない日や、布団から出れない朝もありますが保育園につれていかなければならない為になんとか起きますが
比較的暖かくなってきた今(5月)毎朝のうつ症状である絶望感や虚無感は少なくなったように思います。

育児も家事ももともと好きではない方なんだと思いますが、15年前にうつを発症した時と比べたらずいぶん症状は落ち着いてきています。
家事は、できる時に少しずつできることからやっていますが、うつ病に対して理解ある旦那だからこそ病気とも上手く付き合っていけてるんですよね。
ただパニックの症状に関しては、やはり発作的なものは出ますね。
そんな妄想的な日に無理やり出かけたりするとスーパーで過呼吸になったりする為、自分の心の声を聞いて無理することのないように育児や家事をしています。
子供が病気になったりするとパニックとうつ病が悪化する今の私
あと・・子供が病気になったりすると必ずと言っていいほど私のうつ症状が悪化します。
何故だか分かりません。心療内科の先生曰く、不安障害だ!とのことでした。
と思っていたのですが、パニック症の症状の1つだと言うことでした。
不安障害とは
「何かの病気になるのではないか」「家族が病気になるのでは」など、様々なことが心配になって落ち着かず、常に緊張してリラックスできない上、震え、筋肉の緊張、発汗、めまい、頭のふらつきなど多彩な身体症状を伴います。引用:メンタルヘルス岡本記念財団
2人目出産後でうつ症状が悪化!何もしたくない。出来ない・・原因は睡眠だった
1人目の出産後よりも今回の二人目出産後の方がうつ病は悪化した時期が多くありました。
2人目を産んですぐは、神経が高ぶって全く眠れない日々が続きました。睡眠導入剤を飲んでいなかったからです。
育児に疲れている為、夜間も眠れるだろうと安易な考えから勝手に医師に相談なく睡眠導入剤をやめてしまったことが原因でした。
睡眠をしっかり取らなかった翌日は必ず、起き上がれないほどの無気力感に襲われます。
眠たいんじゃなくて、体がしんどくて布団から出れなくなる。
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睡眠導入剤を服用していても夜間の授乳はやってくる。
今回は完全ミルク育児だったので、すぐに睡眠導入剤を飲むことにしましたが、夜間は赤ちゃんがミルクの為に起きます。
その時私は果たして起きられるのか?心配はありましたが睡眠薬と違って睡眠導入剤は「眠りやすくする」薬で「眠りを深くする」薬ではないので
ちゃんと起きることができました。
これで、2人目の育児もしっかりと夜間も眠れるようになりました。
やはり、夜間に起きてテレビを見たり夜遅くまでパソコンをしたりすると翌朝は決まって鬱の症状が出てきたりします。
うつ病は睡眠と深い関わりがあるんだなと、睡眠に対してはしっかり確保するようにしています。
うつ病主婦の体験談まとめ
長くなりましたが、私の15年にわたるうつ病の症状と経過についてお話ししました。
独身の時は、ひたすらうつ病の波が去って行くのを布団で待つだけの日々でしたが主婦になり育児も待っている状態でうつ病の症状に襲われたら
正直、何もかも捨ててどこかに飛び出して一人になりたい、逃げ出したいこともあります。
そう思うだけで、症状が落ち着けば
となるんですが、なかな心を切り替えられないのもこのうつ病の厄介なところです。
今、うつ病の症状で悩んだり苦しんでいる人たちに少しでも私のうつ病体験談が役に立ちますように・・。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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